キボウノチカラ 2話 感想 (ネタバレあり)
プリキュアシリーズはかなりテンプレ的な勧善懲悪話が基本なので、子供向けには訓話としてまあ竹を割ったような勧善懲悪話のルックをしていていいとおもうのだが、大人になるとやっぱりプリキュアかプリキュアと敵対する組織か、というような1面的な問題ってのはなくなっていって、そもそも何が問題なのか?相手は誰なのか?というような事象が増えてくる 現在進行系でやっているイスラエルとハマス(パレスチナ)にしたって、イスラエル側は大義を得たり!という苛烈なテンションで軍事行動を強めているが、突然テロを仕掛けられた不憫な国....などとは到底おもえない そもそも Yes! でもパルミエ王国を滅ぼされているわけなので、まあナイトメアの幹部たちを消し炭にしていっても理はあるとおもうけど、それにしたって消し炭にしてもいいのか...?という問いははらんでいる ....とおもっているので、それぞれ大人になるにつれて、プリキュアという蛹から変態して、どう世界と折り合いをつけていくのか、というあたりが自分としては興味がある
暴力で解決しない話をやってほしい
あとは、子供のうちは外部ソース(Yes!でいう蝶)による変身というのは、ある種いろいろ先人の肩を借りるということが往々にしてあるので、そういうメタファーだと理解できるが、独り立ちしてもなお外部ソースに頼って変身....というのは萎える
故に、単なる懐古的な作りや、蛇足のような続編だったらどうしよう.....という不安をずっと抱えていて、2話にしていろいろな不安が的中してしまい、心配になる滑り出しになってきた
まず大きな選択として、のぞみたちがプリキュアに変身するのか?ってのがあるとおもっていて、個人の好みとしてはのぞみたちはもうプリキュアには変身しない、を望んでいた
プリキュアに変身するキャラクターがいるとしても、例えば自分の後輩にあたるような存在がプリキュアに変身するので、それを陰に陽に師としてサポートしていく....みたいな展開だったらな....と
じゃあプリキュアに変身するとして、フォームはどうなってんのう??ってのも分岐点だとおもうが、これも GoGo のフォームを継承....しかも中学生の肉体に戻って....と
変身するならせめてアダルトの肉体で変身してほしかったし、それぞれ日常ではスラックスとか、丈の長いスカート履いてるわけだし、そういう好みを反映して落ち着いたデザインのプリキュアに変身してほしかった....変身したらいきなりスパッツってだいぶイヤじゃね....冷静に考えて..... かれんさんは絶対イヤそうだとおもうよ....
タイトルロゴに時計が入ってて、エンディングでもいろいろな形の時計が出てくる(し、Yes! の舞台にはビッグベンのような時計台がモニュメントとしてあるのが妙に象徴的)ので、なんとなく時間が絡んだりしてくるのかなあ、という予想もしていたが、どうやら時間遡行能力のある花をソースとして変身しているんだろうか.....? 時間を扱うならガンガンメタで時間をテーマにやってくれたらアガるが、果たして....
Yes! の時間軸に行って消し炭にしたナイトメアの幹部を更生させて協力してもらうとか(ロキのみすぎ) 今のままだと、単なる若さ信仰の象徴にしかみえず、非常にモヤる
いい歳こいてやれウルトラマンだやれ戦隊だってワイワイしてる自分への完全なブーメランでしかないんだけど、いい歳こいて思春期の姿に戻って当時のコスチュームを着て....ってなんかこう後ろ向きな感じがするというか..... それこそ X のパールみたいな老いと向き合えない哀しさというか辛さというか.... まだ GoGo みおわってないので、どういう形で6人が散開するのか知らないんだが、それにしても「あんなに仲よかったのに連絡先の交換すらしてないんだ...」というのはやや驚く設定だなと
のぞみとりんの仲は変わらずっぽい感じではあったが
SO-EN...
1話でもシャドウ?敵対する勢力が説教臭いなとおもったが、2話では今どきまだこんな人いる??レベルのパワハラ人材ばっかりでてきて、フィクションながらヤレヤレという気分になる 俺たちの知ってるミルクならあんな言い方されても定時で帰りそうですけど!!
うららと仕事してる演出家もこんな奴ショービズにまだいんの??ってしかおもえない
こまちはねーちゃんがどうやら家業を継いでいるようで、のびのび実家で小説家志望を続行しているらしい
ところで、Yes! では露骨なのぞみ-ココ、こまち-ナッツという組み合わせの演出が最近のシリーズにはないものだなと驚いたものだが、Yes!からGoGoまでのタイムスパンよりもかなり長くそれぞれ音信不通のようだけど、これから再会したりするんだろうか...?
パルミエ王国はすっかり復興してそうだったけども
まあでも、かつての友達がそれぞれ活躍してそうな気配を察するとアタシは....ってなる気持ちはわからんでもない